「はじめまして」から、会社での「あいさつの基本」とそのコツ
ビジネスコミュニケーションの基本についてご紹介していきます。
初めての就職面接や初出勤など、初対面の方と接するときの「はじめましてのご挨拶」。それと、出勤から退勤までの「日常の挨拶」の基本をまとめてご紹介していきます。
また、挨拶する上で重要なポイント・コツや、挨拶しにくいシチュエーションなどでの対応方法なども合わせてご紹介します。
初対面での挨拶
ビジネスシーンにおいて第一印象は非常に重要になります。 会社やビジネスシーンだけではありませんが、一度受けた印象を変えることは簡単なことではありません。出来る限り初対面の場合は、悪い印象を持たれないよう注意しましょう。
挨拶の例
例:自己紹介
(軽くお辞儀)初めまして。(ワンテンポ)わたくし、(半テンポ置いてハッキリと)「○○」と申します。この度は○○○部に配属されました。お役に立てるように努力いたします。よろしくお願いいたします。(しっかりお辞儀)
例:個別に初めて接する相手の場合。
「はじめまして。よろしく願いいたします。」「はじめまして。〇〇(名字など)です。よろしくお願いいたします。」
ポイント
○第一印象がとにかく重要。「清潔感」と「はじめまして」の第一声は大切に。
○笑顔。口角をわずかに上げ、眉の力を抜く。
○ハッキリ・ゆっくり・なめらかな発声を意識する。
○アピールポイントなどは端的にまとめる。理解しやすさを重視して、話を詰め込まない。
○人のいる方へ頭(顔)を動かす。(扇風機みたいなイメージ)
○みんな緊張している。緊張しても、自分は正しく優秀なロボットだと思って実行せよ。
■(ペコリ)お辞儀のポイント。
お辞儀には、会釈(15度)。敬礼(30度)。最敬礼(45度)。の3つがあります。はじめましての挨拶(自己紹介を含む)場合は話し始める前に一度「会釈(15度)」を行い、話し終わった後に今度は「最敬礼(45度)」をすると良いでしょう。
あとは、お辞儀は素早く頭を下げて静止、上げるときはゆっくり頭を上げるのも、お辞儀として与える印象をアップできます。
※当然ですが(基本ですが)喋りながらお辞儀はあまり好ましくありません。「よろしくお願い致します。」と喋り切った後にお辞儀の動作を始めましょう。
日常の挨拶「出社~退社」
社内での挨拶は非常に重要。長く関わる仕事仲間との良好な関係は、日頃のコミュニケーションから生まれます。そして社会でのコミュニケーションは挨拶から始まります。
「出社」の際の挨拶。
「おはようございます。」が仕事初めの挨拶です。その日、初めて挨拶するときは「おはようございます」と言いましょう。
あいさつ返しも「おはようございます」です。
※始業から数時間後、その日に、同じ人と再度あいさつを交わす場合は「おつかれまです。」を使います。
「離席・休憩など」の際の挨拶。
■昼休みに入るとき。
「昼食へ行ってまいります。」「お昼休憩へ入ります。」等が良いでしょう。
■外出するとき。
「〇〇へ行ってまいります。」が良いでしょう。
※個別にあいさつ返しを行う場合は「行ってらっしゃいませ。(ペコリ)」とあいさつを返すと良いでしょう。
■外出から帰ったとき。
「ただいま戻りました。」
あいさつ返しが必要な場合は「お疲れさまです。」を用います。
「退社」の際の挨拶。
「お先に失礼いたします。」「お疲れさまでした。」が良いでしょう。
また、挨拶返しは「お疲れさまでした。」です。
特殊ケース。「外出中」「勤務時間外」での挨拶。
■お昼休み・仕事中に社外で社員と遭遇した場合。
勤務時間中、会社の外で出会った場合は「お疲れさまです。」と挨拶するのが自然です。
■休日に社員と遭遇した場合。
勤務時間外・休日・非番のときは「こんにちは。」「おはようございます。」「こんばんは。」など普通の挨拶が適切です。知人・友人と目上の人へ接するのと同じで問題ありません。逆に「お疲れさまです。」などはオン・オフを考え、使用しないほうが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか。はじめましてのご挨拶から日常的に会社で使用する挨拶「ビジネスコミュニケーション」の基礎の基礎についてご紹介しました。参考になれば幸いです。