「社会人」とは。「学生」との違いは何なのか。

働き方コラム

「学生」と「社会人」の違いとは。

今回は学生と社会人の違いについて分かりやすくイメージしながらご紹介していきます。

社会人とは何なのかと疑問に思っている方へ、1つの参考になればと思います。

そもそも「社会人」とは何なのか?

社会人とは社会の中で行動する人のことを指します。また社会とは学校・学生社会あるいは家庭という社会、国際社会などもあり、会社に限定されていません。 なので基本的に本来の意味としては社会人ではないという人の方が少なく、現代においてはその多くが社会人とも言えます 。

ただし、世間や”ここ”でも同様に、社会人=「会社員・ビジネスパーソンその他職業人」という意味で使用されることが一般的です。

分岐点として、多くは「学生→社会人」と就職・就業にて移り変わるので「社会人」「まだ社会人ではない→学生など」と分けられます。以上のことから、一般的に「社会人」とは就職した人を指しています。

走り続けるのは同じでも「フィールド」が違う。

それでは具体的に「社会人」と「学生」の違いについてです。

学生社会、ビジネス社会どちらも社会であり競争あるいは助け合いなど 「会」が伴なうのは同じです。

その中であなたは前へ進み、壁や分かれ道に差し掛かれば選択をしてまた前へ進む、それを続けることを求められています 。

しかし、社会人の進む道、立っている場所そのフィールドは、学生のそれとは違います。

学生は学校あるいはクラスといったような単位で集まっています。それが学生における社会です。なので競争・協力相手はクラスの友人であったり他の学校であったり、例外を除いて同じような集団・人同士と限定されている状態です。

それに対して、社会人は異なります。学生であれば「同じような」と競争相手が限定されている状態でしたが社会人ではその「同じような」という制約は存在していません。競争相手に制限はなく、予想以上の強大な相手との競争が起こることもあるわけです。そして想像を超える成果を得ることができるチャンスにもなります。

無論、実際は社内での競争・協力であったり、地域社会での協力・競争であったり。身近な、あるいは同クラスの集団同士(会社同士)で関わりを持つケースもあります。

社会人のほうが多い選択肢と高い自由度を持つ。

社会人の方が選択肢が多く自由度が高いです。それにはいくつかの理由があります。理由としてはまず学生の時にあった成績表を思い出して頂きたいのですが、成績の評価には上限があったはずです。対して社会人には評価の上限は基本的にはありません。あなたの評価が飛び抜けていれば評価の予想上限を越してあなたは極めて高く評価される。そんなこともあり得ます。

つまり、学生と比べていわゆる飛び級というのがあなたの「頑張り次第」「成果次第」で現実にすることが可能です。

そして社会人には非常に高い自由度があります。能力や結果を求められ、成果によってはフィールドがさらに広がり一つ上のステージへ登ることができます。その結果さらに自由度は高まります。

自由の中で、目の前にある選択肢とその選択結果、そしてあなた自身の頑張り・成果は「全て自分次第」なのが社会人です。

それでも学生と同じで「学び続ける」という意識は重要。

例えば今は「仕事をしているだけ」あるいは「仕事をさせられている」という認識があり、就職する前のイメージとは違っていた、そんな人もいると思います。未来のことですし、フィールドも異なる、そして全てが未体験。社会人になる前のイメージと違っていても不思議ではありません。

このような意欲の沸かない状態、未来への期待を持てない状態に陥ってしまうこともあるでしょう。

ですが社会人は、学生とはフィールドが異なることを忘れてはいけません。できること、できなければならないことが学生と比べ格段に多いのです。これはさらなる成長、努力を求められると同時に、不満を持つ現状を打ち砕くことも可能だということです。

今後、未熟な自分が成長しあるいは何かしらの成果を収めた時には、目の前に広がる霞んだ世界が一気に晴れる、そんなことも十分ありえるわけです 。学生社会は社会全体のごく一部に過ぎないため、ガラッと目の前の世界が変わる、そんなことは少なかったかもしれません。

そんな学生のようなレーストラック・コースを走るのとは対象的に、社会人の場合はあなたの頑張り、あなたの選択でどんどん目の前の世界を変えていく自由度があります。重要な社会貢献という大きな成果へつながるかもしれません。ですから、自分のためにも所属している組織・仲間のためにも、少しでも多くを学び、1ミリでも高みを目指す。それが躍進へつながることでしょう。

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