上司から仕事を指示された際の理想的な対応とは。

社会人基礎力・ビジネスマナー講座

仕事を指示された際の理想的な対応

新社会人の時は特にそうですか、上司や先輩から指示を受けて働くことが多いと思います。そして今回は、そんな先輩・上司から指示を受けた時の理想的な対応・反応についてご紹介していきます。

仕事を頼まれた時の理想的な対応

上司の仕事は「指示すること。」これを遂行させてあげよう。

はじめに、仕事を指示された時する取るべき対応を理解する上で、まずはその指示を出している上司の仕事について理解を深めましょう。

上司の仕事は部下をまとめて仕事をさせることにあります。もちろん、上司本人にも何かしらの作業的仕事が割り当てられていることもありますが、加えて部下をまとめるという仕事も付随しています。
具体的に言えば、部下に対し仕事を割り振り、指示を行い、計画通りに仕事が遂行されるようにしっかりと指導していく、そして最終的に仕事として完了させる。というのが上司の仕事となります。

これら上司の仕事を考えて指示をされた際の理想的な対応について考えていきましょう。

頼まれた仕事内容の理解を伝える。

頼まれた仕事内容の再解釈を上司に伝えましょう。

上司が指示した言葉文章をそのまま復唱するのではなく、理解した内容を自分の言葉で伝えると良いです。なぜなら、頼んだ側はしっかりと仕事内容が伝達されているのかというところが非常に気になる部分だからです。

先程、上司の仕事とは何か?というお話をいたしましたが、上司は自分の元にある仕事を全て完成させる必要があります。そのためには当然、部下に対して、正確に仕事内容を伝達する必要があります。
なので、上司の知りたいことは「しっかりと仕事はしてくれるのか。」「任せて良いのか。」「そもそも理解は正しくしてくれているのか。」となるわけです。

ということで、仕事を頼まれた際には「頼まれた仕事内容の理解」とそれが「可能なのかどうか」を伝えるといいでしょう。

「理解できない」「その仕事はできない」場合はハッキリと伝えましょう。

以上の話から分かるとは思いますが、できないことをできると言ったり、仕事内容を理解していないのにわかった、と誤った返事をするのは最もしてはならないことです。

もしも、指示の内容が難しく、理解できないのであれば「つまり具体的に私は何をすれば良いでしょうか?」と、別の言い方で説明して頂けるようお願いをしてみたり、素直に「仰ることが難しく全く理解できない」などと、申し出てみましょう。
あるいは、その仕事が自分に遂行できないのであれば「その仕事は過去に経験がないため分からない」と、しっかりとできるか不安である事を伝えましょう。

返答しにくい。言いづらい場合。

考えにくいことですが、上司からの指示に対して何かしらの言葉を述べる事は、捉え方によっては「反論」「口答え」となってしまいます。

※※少しの事でもその様に捉える、かなり気難しい人も居ます。なのでそういった、むやみに言葉を増やしにくい方からの指示の場合を想定したケースです。これはあくまでも、人間関係などに問題を抱えている一部の場合であり、トラブルシューティングとしてご参考ください。※※

言いにくい場合は、通常通り「承知いたしました。」という対応をし、その時は了承のみでOKです。そして、自分の理解が正しいかどうか不安が残る場合は、しばらくした後、仕事をほんの少しだけ着手した後で、それでも分からないと判断した場合に「これでよろしいでしょうか?」「このような形式でよろしいでしょうか?」「不備があれば修正致します。」といった具合に方向性が合っているのかを早い段階で確認しましょう。
何れにしても上司は誤った方向に仕事が進み「ただ無駄に時間を失うこと」それが最も問題としているので、不安が残るのであれば、必ず仕事の内容の理解が正しいのかどうかは確認するようにしましょう。

まとめ

先輩・上司から指示を受けた時の理想的な対応・反応についてご紹介しました。基本は上司の目的、その背景を考えることです。そのようにすれば、どのようなケースでも最適な対応を取る事ができるでしょう。

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