作業療法士になるには？仕事内容・資格・やりがい等について。

作業療法士（OT=Occupational Therapist）というお仕事についてのお話です。
作業療法士の仕事内容と、就く為の方法、やりがいや資格など解説していきます。

作業療法士の仕事内容「どんな仕事？」

作業療法士のお仕事は、その”作業”という名前の通りで工作や手芸、お絵かきなどの作業を通じて患者の機能回復、生活動作回復の手助けを行なっていく仕事になります。

ちなみに、似た仕事に「理学療法士」というものがありますが、理学療法士に対し作業療法士は幅広い症状の患者に対応します。理学療法士は主に身体的な障害を持った方に対し筋力トレーニング、義足装具に関するトレーニングなど身体的な部分の治療・リハビリテーションを行いますが、作業療法士は身体的な部分に関わらず、例えば知的障害や意識障害、精神障害などといった生活に障害のある方すべてが対象となり身体と精神の両方の回復を助けます。

作業療法士の働く場所「どこで活躍するの？」

作業療法士の働く場所・活躍する場所は病院やリハビリセンターなどです。主に病院などの医療施設にある、作業療法室内で患者さんとのリハビリを行います。場合によっては屋外へ出てリハビリをすることもあります。

作業療法士になるには？

作業療法士になるためには国家資格である作業療法士の資格を取得して、病院やリハビリテーションセンターに就職する必要があります。

作業療法士の資格を取るためには、文部科学省または厚生労働省に指定された大学短大、専門学校を卒業し、試験への受験資格を獲得。受験し合格した後に、病院などへ就職します。
以上が作業療法士になる方法として一般的な道になります。

やりがい。どんな人に向いているのか。

リハビリというのは根気が必要です。ですから根気強く患者さんと一緒にリハビリに取り組める、粘り強さのある方に適しているでしょう。

やりがいについては、誰かを助ける仕事になりますので、あなたの働きにより、患者さんや患者さんの家族の生活・人生を豊かにすることができるでしょう。このような部分に大きなやりがいがあります。

作業療法士の年収・月収（参考収入）

月収：約30万円前後

求人サイトやハローワークなど、実際の求人でも同様です。

必要な学歴や資格

作業療法士に求められる学歴はありませんが、国家資格である作業療法士の資格が必要です。作業療法士の資格には指定された学校を卒業する必要があります。

国家資格　作業療法士